しょう
小説にしろ漫画にしろ賞があるのは
その作品もしくは作者の宣伝をするためだろうと推測される。
なぜそのようなことをするのかといえば、もちろん会社が儲ける為でもあるのだが、
そのジャンルのすそ野を広げるためでもある。
若手の育成にもなるし、実力者の正当なる評価へともつながるのである。
若手は基本的には副業もちではあるのだろうが、
より作家活動に精を出すことができるようになり、
作品の質の向上や多産化を促すことができる。
実力者の場合正当な評価をうけることにより、
やはり質の向上や多産化を促すことができる。
まぁ漫画に関してだけ言えば絵を描くのがよほど手間なのか、
多産化の方向にはいかないみたいだ。
いや週刊誌ならば年に四五冊出るみたいだし小説より多産と言えるのかもしれない。
月刊誌でも年に二三冊出るみたいだし、
数年に一冊レベルの小説家よりはよっぽど多産だと言えるのだろうか。
しかしその多くが連載作品であるためあまり多産という印象がない。
願わくば賞をとった漫画家は連載作品とは別に短編作品をばんばん出してもらいたいものだ。
なぜならば、私は小説にしろ漫画にしろ短編集が好きだからである。
どちらもショートショートと言えるぐらい短いほうがより好きである。
ものがたり唐代伝奇やショートプログラム、
シリーズものではあるが猫丸先輩や学校怪談も好きだ。
オリヒメとヒコボシなんてのもいい。
それはともかく信長協奏曲が小学館漫画賞をとったらしい。
めでたい。息の長い漫画家生活を送ってもらいたいものだ。
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