今週の道士郎

9話の感想と一巻の総合感想を書かないとなぁ。そのうち。
んで、今週の道士郎でござる
ござる◇75
松崎関係は神野の流れで行くみたいだ。
前回・今回で神野に対する見方がだいぶ変わった。
前回の感想で述べていなかったが神野は早乙女をまだ友達と思ってるみたいだ。
しかも体当たりされたことをぜんぜん気にしてない。心が広いな。
利害関係とか信念とかで対立しても対立する要件がなくなったら元に戻るタイプっぽい。
すっきりさわやか男らしい。
神野のいろいろな行動はもともとの素養もあったのだろうが、早乙女の前島時における土下座が主要因っぽい。
やくざに対抗できる力がほしかったみたいだ。
だからその力を手に入れたと思ったときに、真っ先に早乙女に向かって、「何かあったら言って来い」って言ってたんだな。
いいやつじゃん。
んで今週。
そんな良いやつが冷酷になりきれるはずもなく、自分が隠れるために痛めつけられ、指まで折られそうになった仲間を見捨てられず、かくれんぼ作戦を放棄。
そしてそんな様を見た早乙女と池内は、警察に連絡したから任せておけばいいのに、事態に介入。で、一緒にやられる。
神野をかばったやつも意識は有ったみたいだから、神野についていくことになるんだろうな。松崎に殺されなければ。ま、殺されるなんてないだろうけどね。(希望)
で、道士郎介入、警察到着により事態は一段落。
道士郎介入時、健助が青ざめて手を前方に突き出してたのは、道士郎を止めるつもりだったのだろうか。それとも急ぐ道士郎を追っかけていただけなのだろうか。
早乙女の希望を肯定する神野。やっぱり人間が出来てきたな。
そしてやっぱり心が狭い道士郎。
神野を殴った理由を健助に話せなくて困ってる様が情けない。
恥だから隠すんじゃなかったのか。
 
西森の作風は信頼・友情・ラブコメの三つを軸とし、ギャグでくるんだもの。
天使な小生意気から成長も軸の一つになってきたが、道士郎でござるでそれが開花したと思う。今日から俺はでは三橋や伊藤と対峙することによって智之や中野が変化していったが、成長ではないと考えている。考え方が変わっただけだと考える。
しかし早乙女のように武士とであったことで元に戻っただけではなく、明らかに本人に見合った方向へ成長してるように思える。サトチンやポックル、達吉やきのこ君も同様だろう。一番変化し、成長したのは健助だろうけど。
成長というより、自分のやるべきこと、出来ること、出来るようにするべきことを自覚できるようになっただけかもしれないが、成長するべき方向性が見え、且つ成長するための気力をわかせることに効果的であろうと思われるから、成長と捉えてもいいかな。
池内は成長してないとも考えてるけどね。多分変化もしてない。
あれはきっとずっと池内のままだ。
きれいな校庭を見て少し変わったのかもしれないが、細波もあまり変わったように見えないしあの二人はあのままなんだろう。