7よりも好きな数字それは8

好きな数字はあっても嫌いな数字はないんだなこれが。
世の中に面白い漫画は数あれど、
買いたい漫画の少なさよ。
手元に置くべき漫画なら、
構えず読めるものがいい。
相性の良い漫画を買うのも仕方ない。
たとえば西原理恵子の描く漫画は素晴らしすぎて、
手元に置いておこうとは思わない。
つまり買い求めることもない。
もうちょっと感受性が薄れたら買うこともできるようになるのだろう。
そうして本棚の漫画スペースにはくだらないけど面白い漫画が幅を利かせることとなる。
小説スペースは時代物と推理物が程よく拮抗しているのだが。
フィクション性が強ければ強いほどケチをつける気がおきなくなる。
だから現代ものを純粋に読むことができなくなっている。
そして暗いものは受け付けない。
世の中は暗いのに小説まで暗かったら鬱になってしまうだろう。
特に漫画よりも小説のほうが人に与える影響は大きいと思っている。
漫画はノウハウを学ぶことが易いものだが、
小説は精神を学ぶことが易いものだからである。
だから上っ面を滑って行く娯楽小説は大好きだ。
他人の深い部分に触れても疲れるだけで大したことはない。
ならば楽しい気分で本を読んだほうがいいではないか。
暗い小説が受けるのは幸せな人が多いせいなのだろうか。
それならそれはそれでいいが、
暗くなったときのためにくだらない娯楽小説も残してほしい今日この頃。