そこで二人は見た
風に揺れる稲穂を見た
朽ち果てた廃屋を見た
いくつもの抜け道を見た
年老いた野良犬を見た
ガードレールの傷を見た
消えていく街灯を見た
いくつもの抜け道を見た
スピッツ 死神の岬へ より
スピッツというアルバムのなかでは一二を争うくらいに好きな曲です。
死神の岬ってことは自殺の名所ってことかしらとか、だからどんどん暗くなるようなものばかり見てしまうって事なのかって曲を聴きながら考えてた十年前。抜け道を見たんだから大丈夫さと悲劇的な結末の予感を打ち消してたなぁ。
ハチミツとクローバーって漫画の主人公が自転車旅行をしてる最中の文章に似てるなと思い題名に。スピッツとスガシカオ好きってことなので意識をしてたのかも知れぬ。柴田ヨクサルもシカオ好きだったな。
痰と咳に悩まされている意外は至って正常。