テレビの前のもや 

そろそろ怪談の季節になりました
最近は怪談にさえハッピーエンドを求めてしまって全くしょうがない
たとえば某A君が話してた怪談を例にとろう
 
A君がK君の家に遊びに行った時の話です 
K君の家のリビングにはテレビとソファがあるのですが
なぜかテレビの正面にソファがありません
K君に聞いてみるとテレビを正面から見るとなぜかもやのようなものが出てきてテレビが見にくいからだといいます
怪談好きのA君は面白がって「それってテレビ好きの幽霊じゃないの」と聞いてみるとK君は
「それはないんじゃないかな。だってテレビを見るときに視線を感じるから」
 
っていうお話です
別にバッドエンドではないのですが
ハッピーエンドに無理やりすると
 
K君のことが好きな女の子Sさんがいます
いつもSさんはK君が好きなテレビ番組を見ながら
「今同じ番組を見ているんだろうな。K君はどんな顔をしてみているんだろう」
とK君の顔をその都度想像していました
結局両想いになった後その番組を見ながらSさんがKくんに
「いつも君の顔を思い浮かべながらこの番組を見てたんだ」
と話しました
K君は思いました
(ああだから今日は出てこないんだ)
 
って感じです
話の持ってき方次第でヤンデレ的にもなりかねませんが、
このぐらいのお話の付け足しならかわいいほうでしょう